血流改善と伝達物質の補給を
人の名前が出てこない、ものの置き場所を忘れるといった経験は誰にでもありますが、これは生理的な老化現象で、加齢とともに神経伝達機能が低下するために起こるものです。判断力や思考力があり、日常生活には支障のない健忘です。 それに対して、今日が何日で自分がどこにいるのか認識できないなどという見当識(自分の現状を認識すること)に障害が現れるのが認知症です。認知症には脳血管性とアルツハイマー性がありますが、脳の末端の毛細血管が何ヵ所も詰まり、脳の働きが低下することによって起こる認知症が、脳血管性です。症状が段階的に進むため、いわゆる「ぼけ」といわれる症状がまだら状に現れるのが特徴です。アルツハイマー性はアミロイドβ(ベータ)タンパクが脳内に貯まり、神経細胞の機能を著しく低下させて起こるもので、側頭葉、頭頂葉を中心に萎縮が生じます。
予防のためのアドバイス
脳が記憶を呼び出すには、神経細胞どうしの間を信号がうまく伝わる必要があります。そのために働くのがドーパミン、セロトニンなどの神経伝達物質です。これらの生成には、さまざまな栄養素が不可欠で、特に神経の再生を促すビタミンB6が重要です。脳の細胞膜の構成成分であるホスファチジルセリン、アセチルコリンを増加させるレシチンも有効。脳は活性酸素が発生しやすい部位なので、抗酸化作用のあるイチョウ葉やポリフェノール類もおすすめ。なおイチョウ葉は、ドイツやオーストリアでは医薬品となっています。
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ビタミンB6 ホスファチジルセリン(PS) イチョウ葉 レシチン