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15 11月 08 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)

内臓脂肪が蓄積し病気の温床に

 運動不足や過食により内臓脂肪が蓄積した肥満は、インスリンの働きが悪くなり、脂質の代謝異常を引き起こします。高血圧、脂質異常、高血糖が重なり、さまざまな病気が発症しやすくなった状態をメタボリックシンドロームと呼びます。個々の数値はそれほどでなくとも、すべてに該当すると、正常な人に比べて心疾患となる可能性が30倍にもはね上がります(67P参照)。 そのメカニズムとは、内臓脂肪は中性脂肪をためやすく、この中性脂肪は分解されて遊離脂肪酸とグリセロールとなって肝臓に流入、遊離脂肪酸はインスリンの働きを悪くし高脂血症をもたらします。グリセロールは糖に変換され、高血糖を引き起こす一因となります。また、糖・脂質代謝、血圧の調節に関わる生理活性物質であるアディポサイトカインの分泌が内臓脂肪の蓄積により増加、代謝異常を増幅し、高血圧を招きます。さらに善玉アディポサイトカインといわれるアディポネクチンは減少し、動脈硬化を予防できなくなり、心疾患が発症しやすくなるのです。

予防のためのアドバイス

 日々の運動と食生活の改善で内臓脂肪を減らします。運動をすると交感神経刺激ホルモンが分泌され、体重減少につながります。併せて普段の食習慣を見直し、過食、早食い、まとめ食いをやめ、低カロリー食品をバランスよく摂ります。間食、酒の飲み過ぎ、喫煙もやめたいものです。α―リポ酸やL―カルニチン、コエンザイムQ10などを摂ってエネルギー代謝を活発にしましょう。

【関連する成分・機能性食品】

α―リポ酸  カルニチン(L―カルニチン)  コエンザイムQ10