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16 11月 08 α―リポ酸

アンチエイジングの強力な味方

  α―リポ酸は、人間の体内にも存在する、ビタミンに似た働きをする物質の1つ。別名をチオクト酸という。以前は肝障害の治療用など医薬品としてのみ用いられていたが、2004年の食薬区分の改正によって食品として認可され、サプリメントにも使用できるようになった。体内では糖の分解を助け、細胞内でエネルギーを産生する際に必要な補酵素としての役割を担う。 老化や病気の原因となる細胞の酸化傷害を防ぐ効果があり、ダイエットやアンチエイジングの助けになるとされ、根強い人気を誇っている。数ある抗酸化物の中でも特に重要といえるネットワーク系抗酸化物質の1つで、同じくネットワーク系抗酸化物質であるビタミンC、E、グルタチオン、コエンザイムQ10などと作用し合うことで威力を発揮することがわかっている。 このネットワーク系抗酸化物質の一員としてのα―リポ酸の特徴は、主に4つある。第一に、水にも脂質にもなじむ特異な物質として、細胞膜脂肪質でバリアされた細胞の内外に分布できる唯一の抗酸化物質であること。第二に、他の抗酸化物質が酸化した場合にそれらを再生する能力があること。第三に、α―リポ酸自身が酸化した場合も自己再生する力があること。第四に、減少すると老化や発病の可能性を高めるグルタチオン量を増加させる働きがあること。つまり、α―リポ酸が抗酸化物質のネットワーク内で十分に機能すれば、体の酸化を効率よく抑えることができるのである。

摂取方法について

 体内でも合成されるが、その合成量はごくわずかである。さらに、中高年になると合成量が低下するため、必然的に不足しがちになる。α―リポ酸は食品に含まれる量が少ないため、サプリメントを利用するのが合理的である。過剰症について明確なデータはないが、ラベルなどで指示された摂取量を守ってほしい。なお、α―リポ酸は、食事と同時に摂取すると吸収率が低下するので、30分ほど前に摂ることをおすすめしたい。

【関連する項目】

糖尿病  肥満  肝機能障害、痛風