ストレス緩和と正しい食生活が必須
胃液はpH2という強い酸なので、胃の粘膜は粘液(保護液)を出してこの胃酸から自らを守っています。胃酸の分泌を亢進させるのは暴飲暴食、刺激物、アルコール。粘液の分泌を低下させるのは、ストレス、たばこです。胃酸が強くなり過ぎたり、粘液がうまく分泌されないと、粘膜が荒れて胃炎になったり、さらに深く掘られて胃潰瘍ができたりします。胃が痛むのは胃酸によって胃粘膜が掘られている状態のときです。深く掘られていても、進行が止まっている間は痛みが出ないので、痛みを自覚するときだけ薬を飲んでいたのでは、潰瘍を深めてしまいます。潰瘍ががんである可能性もあるので痛みが続くときは受診を。再発性の胃潰瘍の場合は1週間のピロリ菌除去治療で防止できることがあります。
予防のためのアドバイス
暴飲暴食、刺激物、アルコール、たばこは胃を荒らすので避け、ストレスもためないようにします。牛乳や乳製品は胃粘膜を保護してくれますが、動物性脂肪の摂り過ぎは肥満につながるので注意を。アロエにも抗潰瘍作用があります。胃の粘膜を正常に保ち、潰瘍を修復する働きがあるのはビタミンAです。亜鉛にも胃の内壁の膜を傷つける物質の分泌を抑える作用があります。またストレスに対抗し、胃の痛みの原因を解消するためにも、ビタミンCの補給は欠かせません。ただし、ビタミンCは酸性で刺激があるので、空腹時に摂らないこと。空腹時に胃が痛むのは胃酸が強過ぎるためなので、胃酸を中和するマグネシウムや重曹が効果的です。
【関連する成分・機能性食品】
ビタミンA(β―カロテン、レチノール) ビタミンC 亜鉛 マグネシウム アロエ